SS男子の落とし方

「付き合ってるよ。女の子よけにね。」


私から離れて、マリアさんの方へ咲也君が行ってしまう。


覚悟はしてたけれど、やっぱり辛い。



「そうなんだぁ。」


ホッとしたように、マリアさんが柔らかい笑顔を咲也君に向けた。


並んでいる二人はお似合いだった。


絵に描いたみたい。


「貴女は咲也のことどう思ってるの?」


綺麗な薔薇には棘がある。


ちょっと違うな...

ただ一つ言えるとしたら、彼女は残酷な人だ。

だって、私の気持ちを...答えを知っているのに聞いてくるから。