SS男子の落とし方

「え!?いいよいいよ!」

私が慌てて断ると、咲也君が少しムッとした。


「借りを作るのは嫌なんだよ。」


あ、そうですか。

呆れた私は咲也君に頼ることにした。



「...もうすぐ授業終わるけど?」


「煩い。」


簡単な手当で良いんだけどな...

器用そうなのに手こずっている。


手当に苦戦している咲也君は、少し可愛かった。


「ねぇ、咲也君?」


「何?」


咲也君の顔には『話しかけるな、邪魔するな』と書かれていたが、気にしないことにしよう。