SS男子の落とし方

「家の前にいたから、俺が入れたー。」

お茶を2つ持った弟の翔太が答えた。

「あ、どうぞ。」

「おう、サンキュ。」

翔太からお茶を受け取る咲也君。


それを見て私が翔太に手を出すと

「あ、これは俺の。
姉ちゃんは自分で用意して。」

とグイッと翔太がお茶を飲んだ。


...私には気が利かない弟だ。



「あの...咲也先輩ですよね?」


「何で知ってんだ?」


「そりゃあ、有名ですよ。
桜丘高のSS王子ですから!」


心なしか、翔太のテンションが上がっている。

この子ミーハーだからなぁ。