SS男子の落とし方

「あのさぁ...」


「何?」


スプーンを咥えながら咲也君が応えた。



「さっきのって...ナンパかなぁ?」


「どうみてもそうだろ?」


咲也君は興味が無かったのか
視線をカキ氷に戻した。


「そっかー。初ナンパだ。」


「物好きもいるもんだな。」


興味が無くても、こういう所は抜かり無い。



「私...咲也君のものじゃないよ?」


「いや、俺のものだから。」



「...物好きだね。」


「彼奴らと一緒にすんな。
こういうのはな...えーっと...そうだ、マニアだ。
マニアって言うんだ。」


違いが分からない。


「...咲也マニアに殺されるからやめて。」


クックっと咲也君の笑い声が聞こえる。