「もうすぐ夏休みだねー。」


眩しい太陽を見て、夏を感じた。



「あぁ、そうだな。
セミとガキは煩いし、汗でベタベタするから夏は嫌いだけど。」



「えー?!
良いじゃん。
海とか行きたくならない?」



「ならない。」


死んだ魚のような目で否定された。



「つまんないの。」

もっと前向きに楽しめないかね。


不満な顔で咲也君を見ると

「何?
俺と行きたいの?」

とからかわれた。