神竜Ⅰ







ん?なんかこのベッド左に傾いてない??




左側をチラッと見ると、ねている諒が。






諒、寝顔カワイイ…!!



つい頭を撫でてしまった。




諒「ぅ…ふあぁ…」



月香「諒、おはよう」



諒「ん。オハヨ、月香……って月香?!」




え、なんかいきなり驚かれたんだけど。





諒「良かった。目が覚めて。2年間目をさま
さなかったからこのまま眠ってたらどうし
ようかと思った」




余裕のない声でそう呟かれて、抱きしめら
れた。





月香「え?2年間?!もう3年生じゃん!そんな
に長い間待たせてごめんね」