東京ロマネスク~冷酷な将校の殉愛~《完》

「貴方は!?」



俺たちを追って、千愛さんが庭園に出て来た。



「お父様の若い時に似ている…」



「悔しいが俺はお前の父親の前世の人間だ…」


「!?」



「俺が天使の力で御堂少佐をこの時代に飛ばした…」




「天使の力?」



「俺たちは天使だ…信じようと信じまいは千愛の自由だ」




「信じます!お父様には人にはない力が存在していると私は幼き頃から思っていました」



「ふーん。俺は御堂少佐と共に元の世界に帰る…その前に…お前の望みを一つ叶えてやる」