なんか圭ニヤニヤしててきもい。
「圭?お兄ちゃんとなに話したの?」
尋ねると圭はあたしを小馬鹿にしたように笑って
「しずにはまだ早いことー!」
とか言いやがった。
「なっ、失礼ねっ!あたしなんかねー!もう男の子と手ーつないだことだってあるんだからねーっ!」
従兄妹に何言ってるんだとか思いながらも赤面しながらあたしの大人事情を告げる。
ふふん、と勝ち誇るように笑うけど、圭はそんなあたしを見て一瞬呆気に取られながらも大爆笑をした。
「あはははははっ!やっべー!しずってまじでガキなのな!手なんて俺と1歳のころから繋いでんだろーよ!」
「なによ!そのばかにした言い方!じゃあ圭はどうだっていうのよ?!」
なんってむかつくやつだ!
完璧にばかにされてる。
そうゆう圭だってせいぜいちゅーでしょうが!!
「俺?まあ三段階くらい上かな?」
三段階?
手ー繋ぐ→ぎゅー→ちゅー→
ときて、もいっこ上でしょ
となると…
「結婚っ?!」
「な、わけねーだろばーか。」