「え?何どゆこと。」


設楽圭也。


もうすぐ高校1年生になりますが

千葉から東京の高校に通うのは無理があるのでこの春から1人暮らし。

まあそれを狙って東京の高校受けたんだけどな。


なのに、なのにだな…!


「1人暮らし取り消し?」


「そうなのよー。従兄妹のしずちゃんもあんたと同じ西北高校行くんですって〜。でねっ、しずちゃんのお兄ちゃんの颯太くんが今年から独り立ちするのよ〜。しずちゃんちお部屋一つ空くからあんた住んでいーってよ!」



うふっ、とか母親は笑ってやがるけど俺の憧れの1人暮らしはどーなってやがる。


なんだお前、なんだお前!!(ガキ)


可愛い女の子連れ込んでちょめちょめしたり徹夜でゲームしたりなんて俺の妄想はどうなってしまうのだ。



「えー…。俺もしずも年頃の男女だしぃー…(普通に仲良し)間違いが起こってしまうかもよ?(ない)」



「お金浮くじゃない!いえいっ!」

人の話し聞いてやがらねえ。
要するに俺の主張は認められなかった。

ちくしょう。