嘘と煙草と君とチョコレート

「ねぇ、まだ早くない?
もうちょっと----」


私が言い終わる前にこっちを向くと、
林さんは眉間に皺を寄せた。


「早く寝な?

・・・寝ないと本気で襲うよ?」


目が笑ってない。


「私は・・・
そんな対象じゃないでしょ?
・・・だって----

----"そんな対象"じゃなくてもできるよ。
そんなもんだよ、男って。
・・・俺も普通にそういう事するし。」


まるで自嘲するかのように、
林さんは薄笑いを浮かべた。