「あ、そうそう!!
明日ね、8時頃終わるから
バイト終わったらそのまま家帰ってて。
家まで迎えに行く。」

「あ、うん。分かった。
ねぇ、私の家覚えとる?
大丈夫?」

そう聞くと、林さんは妙に誇らしげに
「大丈夫!!」と言った。

・・・今はその言葉を信じよう。

電話を切った後、
私はカレンダーを見ながら呟いた。

「明日か・・・」