嘘と煙草と君とチョコレート

ファンの人と話をするのは当たり前の事なのに、
いちいち嫉妬してしまう、
そんな自分が大嫌い。

だけど今、そんな自分と決別しなければ、
いつまでたっても先には進めない。

「よし、行くかっ!!」

自分を奮い立たせるように叫ぶと、
右手に手紙を握り締めてトイレを後にした。

冷房のきいた室内とは一転、
生温い空気が全身を包む。

私は夜空を見上げて、目を閉じた。

大きく息を吸い込んで、
ゆっくりと吐く。


全て吐き終えてから目を開けると、
視界の端に林さんを捉えた。