嘘と煙草と君とチョコレート

"え〜、只今より清掃作業を行いますので----"

ライブスタッフの疲れたアナウンスが会場内に響いた。

「皆さ〜ん、そろそろ外に出ましょう!!」

まだここにいたいと駄々をこねる女性客を諭しながら、
林さんは外へ出た。


私はその後ろ姿を見つめながら、
一つ溜め息を吐いた。

「早く出なきゃ・・・」

フライヤーをしまおうとバッグを開けると、
ある物に目が止まった。


「あ、手紙・・・」