嘘と煙草と君とチョコレート

「お疲れ。」

私はその声に驚き、振り返った。

目の前には林さんがしゃがみ込んでいて、
私の事を見ていた。

「あ・・・
えっと・・・、お疲れです。」

うまく目を合わせられない。

「ちょっと、ヨシさ〜ん!!
すごいかっこよかったよ〜!!」

椅子から身を乗り出した優希が、
笑いながら林さんの肩を叩いた。

「でしょ〜?なんちゃって。」

楽しそうに話をする二人を、
私はただ見ていた。

心の中を悟られないよう、
できるだけ自然な笑顔で・・・