嘘と煙草と君とチョコレート

大きくバランスを崩したが、
林さんは車が通り過ぎるまで私の肩に手を添えてくれた。

「あ、ありがと・・・」

心臓が爆発しそうなくらい脈打った。

顔が熱い。

林さんを見上げると、
いつもと変わらぬ表情でまた歩き出した。

どうしてこんな大胆な事をサラッとやってのけるんだろう。

私はこんなにもドキドキしてるのに・・・


それからは林さんの顔を一度も見れないまま、
家に着いた。