来は慣れた手つきでカメラを作動すると、
林さんを何度も指差した。
「はよ行きゃあ。」
「ありがとっ。」
私は林さんの横へ並んだ。
「入りきらんで寄って!
ほら、もっと寄って!!」
いや、確実に入ってるはずなんだけど・・・
まんまと来の罠にはまった林さんの肩が触れた。
心臓がバクバクしすぎて痛い。
「撮れたよ〜。」
来がケータイを閉じながら言った。
「あ、ありがとうございましたっ!!」
私は深くお辞儀をした。
そんな私の行動がおかしかったのか、
林さんは腹を抱えて笑っている。
・・・これが、林幸樹との出会い。
林さんを何度も指差した。
「はよ行きゃあ。」
「ありがとっ。」
私は林さんの横へ並んだ。
「入りきらんで寄って!
ほら、もっと寄って!!」
いや、確実に入ってるはずなんだけど・・・
まんまと来の罠にはまった林さんの肩が触れた。
心臓がバクバクしすぎて痛い。
「撮れたよ〜。」
来がケータイを閉じながら言った。
「あ、ありがとうございましたっ!!」
私は深くお辞儀をした。
そんな私の行動がおかしかったのか、
林さんは腹を抱えて笑っている。
・・・これが、林幸樹との出会い。
