嘘と煙草と君とチョコレート

そんなロマンチックな私の考えとは裏腹に、
なかなか並んで歩いてくれない。

・・・というか、歩くのが速すぎてついていけない。

しまいには車と車の間を縫うように
一人で車道を走って横切ってしまった。

「ちょっと!!待ってよっ!!」

せっかく二人きりなのに、
ムードも何もありゃしない。

なんとかタイミングを計って車道を渡り、
どこか遠くを見ている林さんの袖を引っ張った。