嘘と煙草と君とチョコレート

地上に着くと、
ニヤニヤした優希が出迎えてくれた。

きっと後で小一時間問い詰められるんだろう。

そのまま優希に手を引かれメンバーさん達を探すと、
一台の車の前に座り込んでいた。

・・・明らかに路駐。

どうやらそれは利光さんの車らしく、
あと一点で免停を食らうとの事。

取り締まりから逃がれる為に、
車を見張る為に、
わざわざ地上へと場所を移したらしい。

林さんはこっちを見ると、
何事もなかったかのように
「おっ、来たか!!」と言った。


無数の星が輝く夜空の下、
メンバーさんや常連のお客さん達とで歪な輪を描いて座っていた。

でも私達は迷わなかった。

優希は利光さんの隣、
私は林さんの隣。