嘘と煙草と君とチョコレート

「さくらはさ〜、
あの人のどこを見て好きだって思った訳?」

予想だにしなかった来の質問に、私は首を傾げた。

「・・・顔・・・?ん〜、髪とか。
基本的に黒髪好きだし・・・
てか、急に聞かれてもさ〜。」


「じゃあさ、
あなたのその黒い髪が好きです〜とかは?」

胸の前で両手を組んで
体をくねらせながら言った来を見て、
私は笑った。

「何だそれ〜!!まじキモいしっ!!
そんなん却下!!」