篠田くん。 気づいて。 気づいて。 そう心が叫ぶ。 でも、言えない。 言ってしまったら、この関係が変わってしまうから。 きっと、今までみたいに話せなくなる。 遠く遠くの存在になってしまう。 私には、今の関係を壊す勇気はない。 だから、その想いを押しとどめた。 『ありがとう! ところで、篠田くんは好きな人いるの?』 そして…… 自分から逃げた。