「あー、まー、不参加はそういう感じっすね〜。つかなんでこんなとこ居るんスかー!」
輪の中に溶け込むナリの後姿。
ポツンとひとり、佇む。
さっきまでの楽しかった気持ちが萎んで…消えた。
「あなた、三浦さんの彼女?」
カツカツとヒールを鳴らし近付いてきた綺麗な女性から、ややキツい感じに問われる。
「え…あ、あの、」
「どうなのよ。主任と付き合ってんの?ていうか、高校生?分相応って言葉知ってる⁉」
ズカズカと土足で心を踏みにじられた感じがした。
答えられず、おどおどしていたらパッと腕をひかれ、ナリの大きな背中に隠された。
「山崎、やめろよ。」
怒ったような低い声。
「あら、別に取って食おうってわけじゃないんだから、いいじゃない。」
「ハルに変な事言うな。」
ムッとしていた顔が更に険しくなる。
「あら〜、主任ともあろう人が高校生とお付き合いしてるなんて知らなかったわ〜。」
嫌味連発。
だいたい私、高校生じゃないし。
「三浦、お前のカノジョ、女子高生⁈友だち紹介しろよ!」
わはははは、と笑が起こる。
益々萎んでしまう、私。
「いい加減にしろよ!」
背中に隠したハルを守るようにして、ナリは声を荒げた。
「ハルは高校生じゃないし、オレが誰をカノジョにしようとオレの勝手だろ⁉」
ざわついていた集団がシン、となる。
気不味い。
私のせいで、ナリが…ナリの立場が…。
輪の中に溶け込むナリの後姿。
ポツンとひとり、佇む。
さっきまでの楽しかった気持ちが萎んで…消えた。
「あなた、三浦さんの彼女?」
カツカツとヒールを鳴らし近付いてきた綺麗な女性から、ややキツい感じに問われる。
「え…あ、あの、」
「どうなのよ。主任と付き合ってんの?ていうか、高校生?分相応って言葉知ってる⁉」
ズカズカと土足で心を踏みにじられた感じがした。
答えられず、おどおどしていたらパッと腕をひかれ、ナリの大きな背中に隠された。
「山崎、やめろよ。」
怒ったような低い声。
「あら、別に取って食おうってわけじゃないんだから、いいじゃない。」
「ハルに変な事言うな。」
ムッとしていた顔が更に険しくなる。
「あら〜、主任ともあろう人が高校生とお付き合いしてるなんて知らなかったわ〜。」
嫌味連発。
だいたい私、高校生じゃないし。
「三浦、お前のカノジョ、女子高生⁈友だち紹介しろよ!」
わはははは、と笑が起こる。
益々萎んでしまう、私。
「いい加減にしろよ!」
背中に隠したハルを守るようにして、ナリは声を荒げた。
「ハルは高校生じゃないし、オレが誰をカノジョにしようとオレの勝手だろ⁉」
ざわついていた集団がシン、となる。
気不味い。
私のせいで、ナリが…ナリの立場が…。