王子?不良?それとも、ホスト?

「ごめんなさ───」

「お願いします。迷惑掛けてるのは分かります。でも僕…このままじゃ…」

あたしが、断ろうとすると男の子はあたしの手を傘を持っていない方の手でギュッと握って来た。

あたしは、驚いて男の子の顔を見ると、男の子は、あたしの目をウルッとした目で見つめていた。

うっ…
可愛い顔が更に可愛くなってるし…

そんな目されたら、断れないよ…。