王子?不良?それとも、ホスト?

えっ!?
な、何!?

あたしは、すかさず男の子から目をそらして下を向いた。

「…コンタクト」

…へ?
コンタクト?

「…?」

「コンタクト落として何も見えないんです、このままだと家にたどり着けないんで、送ってもらえませんか?」