俺は、晃と反対の方を向いてそれだけ答えると、今度は魔鬼桜のメンバーで同い年の鬼崎
蓮斗(キザキ レント)が入口から入ってきた。

「大雅嘘つくなよぉ。本当は女の悩みだろ?」

ギクッ──!?

なんでバレる…。
蓮斗は、俺がイライラしてたり悩んでたりしても、だいたい一番早く気づくし、しかも俺が悩んでることを何故か分かられてしまう。

「…まあ、女っつうか、玩具みたいなもんだけどな。」