「や...っぱり......」 「え?」 あたしは、怒りに肩を震わせながら叫んだ。 「やっぱり、全部アンタのせいだったんだ!アンタさえ...アンタさえいなければ......!!」 「...」 立ち上がったあたしを見上げる“あの人”。 ただ、その瞳はなんの感情のない瞳だった。 驚くでもなく、怒るでもなく、無感情な瞳。