...また、今日が始まった。 なんの意味もなく、流れていく時間。 なんの意味もなく、過ぎていく日々。 ────「ねえねえ!今月のセブンティーン見た!?」 学校の教室。 おととい発表されたばかりの、新しい教室の真ん中部分にあるあたしの席。 机に突っ伏して目を閉じながら、ただ思う。 ────「なあお前ら!今日の昼休みにバスケしようぜ!」 暗闇の中で、ずっと。