青い糸【完】














ずっと



ずっと





その声が恋しかった
その温もりが恋しかった


背中に回された佐伯の手は、すごく暖かい。







「...もう...やだ、ずっと会いたかった......」

「ごめん、遅くなった...」

「......遅すぎ...」

「...梨咲乃、ちっちゃい」

「...」

「身長伸びてないね」

「......佐伯が身長伸びすぎてるの」

「.........梨咲乃...マジで会いたかった」

「...っ」

「すげー会いたかった。死ぬほど会いたかった。ヤバイ、今ヤバイ」

「...佐伯、変態......」

「......本心だよ」

「......うん...」