チラリと横目で、佐伯を盗み見る。 「......」 寝てる。 寝顔をこちらに向けて、熟睡していた。 ......あいつも、過去を背負ってるんだ。 それを、躊躇いもなくあたしに話した。 全部じゃないけど、いつものサッパリとした笑顔でカミングアウトした。