北原くんと2人だけで過ごす時間は、やっぱりなんだか新鮮だった。 いつも佐伯がいたから。 「ここは?これに代入してもいいの?」 「うん、それで合ってるよ。...あ、ここ。間違ってる」 ひとまず勉強を終えると、他愛もない話をした。 つの間にかたくさん時間が過ぎていて、もう5時前だった。