なにも変わらなかった。 静かに過ぎていく時間。 静かな部屋。 静かに息をして、静かに生きている。 客観的に見るなら、今だってなんら変わらない。 だけど...あたしの中では、確かになにかがざわついていた。 触れてはいけないような 見てはいけないような 得体の知れないなにかが、あたしの中を浸食していく。