「「!」」 お互い、目を見開いた。 顔がすごく近い。 数秒の沈黙が走った。 その数秒が、すごく長く感じられた。 佐伯はパっと起き上がり 「よし!今日はコレで終了!」 と言って、机に広げていた教科書やノートをカバンに適当に詰めた。 「梨咲乃、どっか寄って帰ろう」 顔を真っ赤にさせて言うもんだから