「...佐伯、あのね」 「......」 「...あたし、まだ誰かを好きになれる自信がない」 「...」 「......もしかしたらこの先も、死ぬまでずっと、誰も愛せないかもしれない」 「...うん」 「............」 「...もし梨咲乃が俺を好きになれなくても、ずっと傍にいるから」 「......」 「......」 「...あたし、ちゃんと進めるよね?これからも」 「...大丈夫。もし進めなくなっても俺がいる」 「......うん」