青い糸【完】











「...あの返事、だけどさ......」

「......」




教室の窓から射し込む夕陽なのか、佐伯の耳が赤く見える。





「あれ...別に、すぐにじゃなくていいから」

「.........うん」

「...気にしなくていいから」

「......うん」

「だから、普通に接してくれていいから!...でも、本心でもある、から...」

「...うん、わかってる」

「.........」