「あたしにはわからない...!...あたしが生きてるのって、なにか意味があるの?」 「...梨咲乃、落ち着け...」 「怖い」 「...?」 「あの日から...ずっと怖くて痛い」 「......」 ...どうしてだろう。 口が勝手に動く。 ああ...これが... 今、あたしが喋ってる言葉が、あたしの本心なのか。 ...なんだ、夢の中の言葉と一緒じゃないか。