「失礼しました」 小さくお礼を言って保健室をあとにした。 ...あぁ、あたしあのまま眠ったんだ。 あまり覚えてないけど。 ...それよりも、あの夢のことが頭から離れない。 悶々とそんなことを考えているうちに、教室にたどり着いた。 教室に入ると、真っ先に佐伯と北原くんがやって来た。 「大丈夫か!?梨咲乃っ」 「...佐伯...」