「...」 身体を起こし、ギシっと小さく悲鳴をあげたのは、使い古された白いベッド。 「あら、起きた?」 閉め切られていたカーテンが開けられ、出てきたのは保健の先生だ。 「...」 「千田さん、体育の授業中に倒れたのよ?大丈夫?」 「......今...」 「今はお昼時間。お腹すいたでしょ?」 「...」 「教室に戻れる?みんな心配してるわ」 「...はい...」