夢を見た。 いつもの暗い闇中で、独り 歩いていた。 どこからか聞こえてくる誰かの声は、知らない人の声。 『ねえ、きみには心があるの?』 『ねえ、どこに向かっているの?』 『ねえ、過去のことを忘れてないよね?』 『ねえ、今、楽しい?』 どうにも、この言葉が何度も何度も繰り返されて あたしは動けない状態だ。 うるさい...っ。 『生きていて楽しい?』 『きみの生きる意味は?』