ただ一緒に

「まぁとりあえずお前が未来を選択する日までは、俺もお前についてるから安心しろ。


お前、中原未奈からいじめ受けてるんだろ?」


「ありがとう。」


私は笑顔でそう言った。


デリカシーのない奴だけど、案外いい奴なのかもしれない。


すると優は顔を真っ赤にし、「別に。」と言った。



「あー!優、照れてるー!」


ちょっとからかってみようと思い、そう言った。


「別に照れてねーし!」


優は耳まで真っ赤にして言った。


「そんな赤い顔して言われても全然説得力ないし。」


「してねーし!」


意外と可愛いところあるじゃん。


優をいじるの、楽しいかも!


そのあと、お母さんが「何おっきい独り言言ってるのよ?」と部屋に入ってくるまで


ずっと優をからかっていた。


人をからかうのって面白いね!


(よいこの読者様は人をからかって遊ばないように! by作者)