「誠のほうが100倍かっこいいから。」


「なんだと!俺があんな奴に負けるはずがねぇーよ!」


は?何言ってるの、こいつ?


「つーか、なんで誠のこと知ってるの?」



ってそれより重要なことがあるんじゃん!!



「なんでお前はここにいるの?」


あっ、ヤバッ。大声出ちゃった…


お母さんに聞かれちゃう!


って待てよ?お母さんに知らせたほうがいいんじゃない?



ほら、今私の目の前にいる奴のこと知らせなきゃ!



「お母さーん!!!ちょっと私の部屋来てー!!



変なのがいるんだけどー!!!!」



私は出来る限りの声を出して言った。


そういたら、そいつは急に真面目な顔をした。


へっへっへー。お母さんが来るからビビったのかー!だっせーの!


「お前…何が起こっても騒ぐなよ?」


そいつはそう言った。


は?そんなの守るわけないじゃん!


お前は『不法侵入』したから警察行きだっつーの!


ざまーみろ!!