いつか私が由美のところへ行ったときのこと。


花に水をやりにいって、病室の前に来ると、



由美のお母さんが

そう由美に話しかけていた。



眠っていたから、由美は知らないんだろうけど。





それを聞いたとき、



めっちゃ嬉しかったんだ。





「私のことなんだ」って。


その時、初めてずっと一緒にいたいと思った、



由美と一緒に。