「お~おかえり、瑠香」


またまた、もう1人。



「急ごう。早く会いに行こう。」


彼はとっても優しくて、



「違うって!瑠香の可愛い顔見てると分かるよ。」


「瑠香の方が可愛いよ」


ときどき甘い言葉をくれて、



「お願いだから、瑠香!帰らないで!


もうあんなこと言わないから!あとで、アイス奢ってあげるから!」


そして、たま~に私の嘘を真に受けてワガママに付き合ってくれたよね…



「ごめん、瑠香」


違うよ…


その言葉を言うのはあなたじゃなくて私だよ…


あなたには本当にひどいことをしたよね…


本当にごめんなさい。


あなたに届くのなら、伝えたい…



『愛してた。』


その言葉を…