「瑠ー香!」


そして、またもう1人の声。


「い~な~、これから行くところがあって」


最初は、クラスでいじめられている子。



ただそれだけだった。


けれど…


「それで照れちゃうなんて、瑠香ピュア過ぎ!!」


「こっち見て!!この魚、瑠香に似てるー!!」


「今日は、めっちゃ楽しかったね~♪」



いつも私のこといじってきて、


「鞄に入ってること忘れてたー。ごめんね~」


天然なところがあって…


「今日は、めっちゃ楽しかったね~♪」


「あと、『瑠香』って呼んでくれない?」


でも、なんか優しくて知らない間に頼ってた。


あなたは私の『スーパーマン』だね…


あっ、一応女だから、『スーパーウーマン』か…


いつでも私を助けてくれたよね…


『ありがとう。』


あなたに伝えたかったけど、伝えられなかったね…