ただ一緒に

さっきみたいな人…


あっ、あいつのことか…


「まあ、そうだね…」


たぶん、もうそんな人現れないと思うけど…


私はきっと、誠のこういう些細な優しいところも好きなんだ。


そのまま、私の家へ向かって歩いた。


誠が私の歩幅に合わせて歩いてくれている。


隣の道路では、時々車がライトを照らしながら走っていく。


もうこんな時間か…


ちょっと遊びすぎたかなぁ…


まあ、いっか!ちょっとぐらいは休憩しないとね!


そんなことを考えているうちに、あっという間に家に着いた。


「じゃあな!また明日!」


誠が手を振り、そう言った。


「うん。バイバイ!」


私がそう言うと、誠はさっき通った道に戻り、帰っていった。


道路には、私一人が残されている。


帰ろう、そう思い私は家の鍵を開け、中に入った。