ただ一緒に

それだけは嫌だ…


誠に嫌われるのだけは、絶対に嫌!


お願いだから、嫌わないで…


「ありがとな。」


誠の口から出てきた言葉は、私の思っていたことと、全く違っていた。



「瑠香がそんなこと思ってくれてるなんて……


なんていうか………あの………」


うん?誠、ちょっと顔赤くない?


「……、嬉しい…よ…」


誠が恥ずかしそうに、小さい声でそう言った。


誠、顔真っ赤だし耳まで赤いんだけど…


そんなに緊張してまで、このことを伝えてくれた。


そんな小さなことでも、幸せを感じる…


あー、私って幸せ者なんだろうなぁ~


でも、誠を見てると、私まで恥ずかしくなっちゃうし…


そんな風にして、しばらくの間二人とも顔を赤くしていた。


(そんなん見てると、こっちまで恥ずかしくなるわ笑笑 by作者)