そう思ったとき、アナウンスが電車内に響いた。


「次は終点、終点です。」


「降りるよ」


私の声が聞こえたのか、眠そうな目をこすり、


誠が私についてくる。


本当、誠、眠そうだなぁー。


けど、そんな顔が可愛いから、ちょっと羨ましい…


私もあんなに可愛ければなぁ~。


そんなことを思っていると、いつの間にか駅から出ていた。


「じゃあ、歩くかー!」


そう言いながら、誠は左手を出していた。


うん?これはなんだ?私はなにをすればいいのか?


もしかして、犬によくやる「おて」とかやってるんじゃないだろうね…?


(だったら、面白すぎるわ笑笑 by作者)


「手、繋ご?」


手ね、はい手繋………って、なんかめちゃくちゃ恥ずかしい//


しかも、これは「恋人繋ぎ」というやつではないでしょうか?


はー、なんか恥ずかし過ぎる!!//