「もちろん、いいわよ。じっくり悩みなさい。
けど、このことは、誰にも言わないで。
先生にも、友達にも、言わないでね。」
友達…
きっとお母さんは由美や里花や誠のことを言っているのだろう。
「彼女にも言っちゃダメなの?」
「ダメよ…
って良太、彼女いたの?」
「もちろん、いるよ!!
めっちゃ可愛いんだよね~♪♪
お母さん、写真見る?」
と言い、お兄ちゃんはお母さんにスマホを見せて自慢する。
「あら、可愛いじゃないの!!
良太にはもったいないくらいだわ…」
「『もったいないくらい』ってなんだよー
お母さん、ひどいー!!」
「はいはい、ごめんごめん…
今度うちに連れてきなさいよー」
「了解でーす!!
あっ、彼女に連絡しなきゃ!!」
……………
二人のテンションについていけない……
私もいつもなら、「めっちゃ可愛いじゃーん!!」とか言って、
盛り上がってるけど、
どうしても今は、盛り上がる気分じゃない…
けど、このことは、誰にも言わないで。
先生にも、友達にも、言わないでね。」
友達…
きっとお母さんは由美や里花や誠のことを言っているのだろう。
「彼女にも言っちゃダメなの?」
「ダメよ…
って良太、彼女いたの?」
「もちろん、いるよ!!
めっちゃ可愛いんだよね~♪♪
お母さん、写真見る?」
と言い、お兄ちゃんはお母さんにスマホを見せて自慢する。
「あら、可愛いじゃないの!!
良太にはもったいないくらいだわ…」
「『もったいないくらい』ってなんだよー
お母さん、ひどいー!!」
「はいはい、ごめんごめん…
今度うちに連れてきなさいよー」
「了解でーす!!
あっ、彼女に連絡しなきゃ!!」
……………
二人のテンションについていけない……
私もいつもなら、「めっちゃ可愛いじゃーん!!」とか言って、
盛り上がってるけど、
どうしても今は、盛り上がる気分じゃない…
