ただ一緒に

ガチャガチャ


ドアが開いた音がした。


もしかして…あいつが…あいつが…また来たの……?


鍵はちゃんとかけたはずなのに……


なんで………なんで入ってこれるのよ………


怖い………あいつが怖い………


足音が私達をあざ笑うようにならしてだんだん近づいてくる……、


私達のいるリビングに………


止めて………来ないで…………


止めて………


「来ないで!!」


思わず叫んでしまった……


………あいつはきっと殴ってくるだろう……


あの地獄の日々がまた戻ってくるのか………


殴られ、お金をとられる日々が……またくる………


そう思って、あいつの顔を見たら、