振り返っても誰も見当たらない。 不思議に思いながら、教室へ向かった。教室の前であさみと萌に会った。 「あ、おはよう。」 「おはよう。」 「昨日松野に呼び出されていたけど、どうだったの?」 にやけながら2人が聞いてきた。 「あー、あれ?」 昨日の教室での出来事を話したあと、あさみに松野からの手紙を渡した。 あさみは驚いたような、嬉しそうな顔をしている。 そんなあさみを見ながらも、わたしはラベンダーの香りのことばかり考えていた。