過保護でごめんな。



「えっと、、、下記の細胞分解はどの生物のか答えなさい!??」

「サイボウブンレツ」

「aの人間しか分からないよ・・ギブアップ。」

「cはオタマジャクシだよ。」

上の方から声がする。

「おい松野、森屋と勉強なんて自分のためにならないぞ!」


顔を上げると、そこには藤原先生がいた。


「失礼なんですけど、私もcは分かっていたもん。」

「はいはい、いいからやりなさい。」

そう言いながら先生は私の頭に手を置いた。

「ちょっとお兄ちゃん、髪型崩れるってば!」


私の一言で教室は静かになった。


あ、やってしまった。つい、いつもの癖で呼んでしまった。気をつけていたつもりではいたんだけどな。


お兄ちゃんはというと、びっくりした顔でこっちを見ている。


「おいハナちゃん、ここは家じゃないんだぞ。」

ここで松野のツッコミに助けられた。

「え、あ、ごめん。」

松野・・私とお兄ちゃんの関係知らないはずなのに鋭いとこ突いてくる。

「お前小学生かよ!先生を“お母さん”っていうレベルだぞ。」


それでも今回は松野に助けられた。


私も、お兄ちゃんも、