「で、何があったわけ?」
焼きそばパンを食べながら青山君が聞いてきた。
「たいしたことじゃないの。」
「ふーん、」
「昨日の図書館で見たこと萌に聞こうと思って。」
「萌って河西さんだよね?」
「うん、そしたら萌、図書館の人と付き合っているって言うんだよ。」
「それならいいんじゃないの?まー、場所はまずかったけど。」
今度はカレーパンを手にしながら、青山君が言う。
「矢野君好きな人がいるみたいだし、何て言うか女癖?悪いって言うか・・。そもそも好きになれないんだよね、矢野君。苦手なタイプ。」
「別にハナが矢野と恋愛してるわけじゃないじゃん。」
「そうだけど、やっぱり友達の彼氏だし。できれば応援したいから。」
保健室での一件、図書室での一件。
矢野君って一体何者なの?
そんなとき屋上のドアが開いた。


